介護職と私
高齢で職探しをして、思ったことは職種が限定される、と言うことです。
高齢と言っても、家を出たのはまだ50代後半、高齢と言う自覚は全くなかった。
それもそのはず、家でパート勤務しながら、生活していると「高齢」と言うことを意識することは、そうそうないですから。
いざ、仕事に入ると、自分の年齢を意識することが結構あるので、ショックを受けたり、落ち込んだり、情けなかったり。
ここで私が経験したケースと、介護へのココロの変化など、いくつか紹介します。
介護職への道
- 普通の家庭生活を送っていると、もちろん、面接とかもないですし、親ほど年の違う友人からは、いつも若い若いと言われ、いい気になっていたし、「私は、若いんだ」と勘違いしていた。
- 職探しの時、重い腰痛の病気を抱えて、介護職はどうだろう? と疑問に思ったが、ハローワークや、ネットで求人検索すると、求人の年齢制限がゆるくて、自分さえ納得したら働けそうな感じがした。
介護職の最初の入り口
- 別居前に、年上の友人から、アドバイスを受けていた。
- その友人は、離婚後から一人暮らしで、資格をとり訪問介護を始めたそうだ。 彼女も、70代半ばにさしかかっていたが、今でも訪問介護の仕事を単発でされていた。
- 昔、登録していた事業所から、行き手がない案件の時に、声を掛けてくれるんだそうです。
70代半ば位でも、昔の経験と築いた信頼、信用で仕事の話がくるって、すばらしい事だ思った。 - 一人暮らしをしている身では、高齢になっても仕事がある、と言うことは「命」に匹敵するほど、大事なことです。
- 友人は、私の今後を考えて、「ヘルパー2級」の資格を取得するように、勧めてくれ、私も「離婚、別居」が視野に入っていたので、真剣に考えるようになった。
- ネットで通いやすい教室を探し、講座のスケジュール、受講代を調べた。
体調もかなり限界にきていて、その体調の悪さが、受講を後押しした。 - その時代は、「ヘルパー2級」のシステムが変わり、無くなってしまうという話で、駆け込みの受講者が増えて、どの教室も満員だった。
- 何とか、数か月先で通いやすい教室の申し込みが出来て、介護職への覚悟みたいなのが、少しずつ生まれていた。
いざ受講へ
- 受講が始まり、教室はほぼ満席だった。
- 受講者の年齢の幅は広く、初回に全員の自己紹介から始まり、20代前半から、無事に定年退職を終えた男女の方も、意外に多かった。
- 私が、ショックを受けたのは、ハローワークから教育の一環で受講している人が多く、自払で受講していた私としては、「しまった!」と思った。
そういう手段もあったのだ! - 受講するうちに、自腹を切って受けている人は、熱が入っており、質問も多かった記憶があります。
- 終了間際になると、研修があって、実際に介護施設や、訪問介護事業所へ行って、実際に体験するのです。
それは、体調悪い私としては、相当きつかったですね! - この研修後に、「私、絶対にこの仕事しない」と言い切る人も何人か出てきた。
- 今のシステムを終了した人に聞いたら、今では、この研修制度は無くなったそうです。
まだ確認はしていないが、もしそうだとしたら、残念です。
と、言うのも今になっては、大変貴重な経験をした、と思っているからです。 - でも、でもですよ・・・実際、私が施設で仕事を始めた頃は、毎週のように「研修生」が来て、仕事の邪魔(個人的感想)になった経験が、沢山あって、私の研修の時もこうだったのかな?と思うと、複雑だった
- 邪魔と言っては、申し訳ないが、本当の話^^;で、狭い事務所が満員、座る椅子もなくなり、昼食になると食堂の席もなくなり、少ない休憩時間、イライラしていた。
- 自分の経験で、「研修」は役に立った、と言う本音と、介護の現場では、普段の仕事に差し支えた現実もあり、実際に現場で働くことを考えたら、質を上げる意味でも「研修」はある程度、必要かな?と思う
- いざ働くようになると「トライアル」と言う試用期間もあるので、この職業が合うか合わないか?はその時に考えればいいと思います。
受講中は、この受講がひょっとして、私の老後を支えるかも知れない、と言う思いの危機感もあり、真剣に受講を受けた。
私の周辺では、高齢者は旦那の両親がいたが、かなりの高齢ではあったが、ピンピンしていて、介護の世界とは無縁の生活をしていた。
そういう意味では、日常の中で、高齢者との関りが殆どなく、勉強を始めてからは、今までの自分が、いかに無知だったことに気づいた。
受講してからは、自分の老後を前もって勉強している気分で、全て自分に当てはめて受けていたので、授業は苦痛ではなかった。
一言感想・・・世間的に人気のない職業ですが、それは賃金が安い所に一番の原因があると思う。 いずれ老後は、お世話になる職業ですので、介護職の労働に見合った賃金になれば、と思います。
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